EC2ではインスタンスを起動した後、
[接続]ボタンをクリックするとブラウザ内にコンソール画面が現れ、そこで作業することができますが、
ここではより使いやすいPuTTYで接続する方法を説明します。
PuTTYを下記からダウンロードしてインストールしてください。
■ PuTTY
■ PuTTY(日本語パッチ)
PuTTYを起動すると図1のようなウィンドウが現れます。
認証
図1の左の[接続]→[SSH]→[認証]をクリックし、
図2のように[参照]で前節で保存した秘密鍵(拡張子.ppk)を選択します。
接続
図1の[ホスト名(またはIPアドレス)]にIPアドレス(下記参考)を入力し、
セッションに適当な名前をつけて[保存]した後、
[開く]をクリックしてください。
認証が正しく行われると、PuTTYのコンソールが現れます。
login as: プロンプトにユーザー名(下記参考)を入力してください。
パスワードは不要です。
IPアドレス
EC2の[インスタンス]画面で起動したインスタンスを選択し、
"パブリックIPv4アドレス"をコピー・ペーストしてください。
IPアドレスはインスタンスごとに変わるので毎回この作業が必要になります。
ユーザー名
ユーザー名は通常"ec2-user"ですが、Linuxディストリビューションで変わり、
"admin","ubuntu"もあります。
正しくはAWSの下記のページで確認してください。
Default user names
WinSCPを使用してAWSとファイルをアップロードとダウンロードすることができます。
下記のサイトからWinSCPをダウンロードしてインストールしてください。
■ WinSCP
WinSCPを起動すると図3のウィンドウが現れます。
以下の作業を行う前にEC2のインスタンスが起動されていることが必要です。
認証
図3で[編集]→[設定]をクリックすると図4のウィンドウが現れます。
ここで[SSH]→[認証]→[...]をクリックし、PuTTYと同じ秘密鍵を選択します。
接続
次に図3で、PuTTYと同じ[ホスト名]と[ユーザー名]を入力し、
いったん[保存]で適当な名前をつけてセッションを保存してください。
その後[ログイン]をクリックします。(保存を行わないとログインが有効になりません)
認証が正しく行われると、図5のウィンドウが開きます。
次回からは前回保存したセッションを選択してください。
ただし、[ホスト名]はインスタンスごとに変わるので毎回コピー・ペーストが必要です。
WinSCPの使い方
WinSCPでファイルを転送するには、転送するフォルダやファイルを選択して(複数可)、
[アップロード]または[ダウンロード]をクリックします。
ローカル側(自分のPC)にアップロードとダウンロード専用のフォルダを作っておくと便利です。
リモート側のフォルダ位置はホームのままでかまいません。
ローカルとリモートのフォルダ位置はWinSCPに保存され、
次回起動時はその場所に移動します。
EC2でのファイル転送
インスタンスを起動する前にアップロードするファイルをアップロードフォルダに集めておいてください。
インスタンスを起動した後、ファイルを一括してリモートに転送してください。
作業中は必要に応じてできたファイルをローカルのダウンロードフォルダにダウンロードしてください。
ただし、ダウンロードする前に[更新]でリモートを最新の状態にしておいてください。
インスタンスを終了するとリモートにあるすべてのファイルが削除されることに注意してください。
インスタンスを終了するには以下のように行ってください。
EC2の標準AMIではエディタにvimとnanoがインストールされています。
変則的な使い方としては、WinSCPでリモートのテキストファイルを
右クリック+[編集]で編集することができます。
インスタンスを起動するには認証作業が必須です。
認証に失敗する原因はいろいろあります。
ユーザーにできることは正しく入力することだけです。
参考までに以下の方法が考えられます。