目次

6. OpenMOMの計算例(2)

6.1 円板のモデル化

円板の上にモノポールアンテナを置いたモデルとして図1の3通りを考えます。
円板の半径=50mm、モノポールの高さ=25mmは共通です。
Aは参考までに無限に広いグラウンド板を考えています。
Bは同心円状のワイヤグリッドモデルであり円筒座標を使えば1個の物体で表現できますが、 中心に線分が集中し線分要素の長さの不均一性が大きくなります。
Cはそれを避けるためにほぼ均一な三角形で分割したものです。 このときは下記のデータ作成ライブラリーが必要になります。
図2は各モデルの入力インピーダンスです。
図から共振周波数(2.5GHz)付近ではモデルによる差は小さいですが、 その他の周波数ではやや差が見られます。


図1 円板のモデル化


図2 入力インピーダンス

◆入力データ(右クリック+[保存])
disc0.omm, disc1.omm, disc2.omm

◆データ作成ライブラリ用ソースコード(右クリック+[保存])
disc.c