7.3の扇型アンテナがグラウンド板と同一平面上にあるカード型アンテナを考えます。([9] Chapter9)
図1の通り1辺30mmの正方形のグラウンド板の一端に扇型アンテナを接続します。
本モデルは線分要素の長さが均一でないために導線半径を一定値にすることが大切です。
本ケースはデータ作成ライブラリを使用しています。
図2は反射係数です。文献[9]の誘電体基板がないケース(Figure 9.3の破線)とよく一致しています。
図1 アンテナ形状
図2 反射係数 (2~11GHz, Z0=50Ω)
◆入力データ(右クリック+[保存])
C_FanSA.omm
◆データ作成ライブラリ用ソースコード(右クリック+[保存])
C_FanSA.c
図3は同じモデルをOpenFDTDとOpenMOMで計算した結果です。
OpenFDTDの方が全般的にVSWRが少し高くなっています。
図3 VSWRのOpenFDTDとOpenMOMの比較 (2~11GHz, Z0=50Ω)