計算が終了すると計算結果の数値データがいくつかのファイルに出力されます。
これらはエディタで開いて確認したり、
表計算ソフトで開いてユーザーが独自に処理することができます。
これらのファイルは毎回上書きされるので、保存が必要な場合は名前を変えてください。
計算が終了すると3.1で説明した標準出力と同じものがファイルort.logに出力されます。
[全般]タブで[field.log]をONにしたとき、
受信点の受信電力その他がfield.logに出力されます。
観測点、観測線、観測面の各受信点がすべて出力されます。
リスト3-3-1に一例を示します。
第1行は受信点の総数であり、以下は1行が1受信点の8個のデータです。
その意味は以下の通りです。
リスト3-3-1 受信電力その他(field.log)
10301 1 13.000 2.000 1.500 -71.232 -73.271 1.7064e+00 3.3954e+00 2 -19.933 0.000 1.500 -70.832 -71.910 2.3293e+00 6.3274e+00 3 -19.800 0.000 1.500 -76.346 -71.876 2.3152e+00 6.3164e+00 4 -19.667 0.000 1.500 -72.822 -71.842 2.3011e+00 6.3051e+00 5 -19.533 0.000 1.500 -70.502 -71.808 2.2870e+00 6.2937e+00 (中略) 10299 19.000 -19.800 2.000 -200.000 -200.000 0.0000e+00 0.0000e+00 10300 19.400 -19.800 2.000 -200.000 -200.000 0.0000e+00 0.0000e+00 10301 19.800 -19.800 2.000 -200.000 -200.000 0.0000e+00 0.0000e+00
[全般]タブで[path.log]をONにしたとき、
受信点への伝搬経路がpath.logに出力されます。
観測点、観測線、観測面の各受信点がすべて出力されます。
リスト3-3-2に一例を示します。
リストの中の※行は以下の10個のデータです。
リスト3-3-1 伝搬経路(path.log)