目次

5.5 OpenRTMによる計算

5.5.1 OpenRTMでGMLデータを開く

前節の変換プログラムで作成したOpenRTMデータをOpenRTMで開くと図5-5-1のようになります。
データ数が多いので[データ番号表示]はOFFにしてください。
データは以下のように変換されています。
・建物データ:PLATEAUデータは多角形、GSIデータは多角柱
・地面データ:GSI、PLATEAUともに多角形
その他、変換プログラムの[オプション]の[OpenRTM]で[観測面を出力する] をONにしたときは観測面も作成されています。
ここで[形状表示3D]をクリックすると図5-5-2のように表示されます。


図5-5-1 OpenRTMでGMLデータを開いた状態


図5-5-2 形状表示3Dの出力図

5.5.2 計算

OpenRTMで計算を行う前に以下の作業が必要です。

  1. [全般]タブ
    以下の項目を確認し、必要なら修正してください。(図5-5-3)
  2. [物性値]タブ
    建物と地面の物性値を確認し、必要なら修正してください。 建物と地面には異なる物性値を指定することができます。
  3. [アンテナ]タブ
    アンテナ特性を確認し、必要なら修正してください。
  4. [物体形状]タブ


図5-5-3 全般タブ

続いて[計算]をクリックすると計算を開始します。

5.5.3 ポスト処理

計算終了後、[ポスト処理制御]タブの[観測面]の各項目を適当に設定した後、 [ポスト処理]をクリックし、 その後、[図形表示2D]または[図形表示3D]をクリックすると図形表示が行われます。


図5-5-4 受信電力分布(3D)


図5-5-5 受信電力頻度分布(2D)