■入力データ: filter.oth
マイクロストリップ線路の途中の形状を変えてフィルターを作ることができます。
図1に計算モデルを示します。
観測点(point行)により、入力側(給電点側)の線路上にポート1、出力側の線路上にポート2を置きます。
図2がSパラメーターの周波数特性です。
特定の帯域でS11が0dBとなり遮断されることがわかります。
通過周波数の電界分布を図3に示します。
出力側にも電界が発生していることが確認できます。
遮断周波数の電界分布を図4に示します。
出力側には電界が発生しないことが確認できます。
本方法は計算時間が周波数の数に比例するので、複雑な周波数特性を持つモデルでは、
一度の計算で周波数特性が得られるFDTD法に比べて多くの計算時間がかかる欠点があります。
図1 マイクロストリップ線路フィルター
図2 Sパラメーター(3-11GHz)
図3 電界分布(通過周波数、4.8GHz)
図4 電界分布(遮断周波数、7.0GHz)