■入力データ:
RCS_sphere_Mur.oth,
RCS_sphere_PML.oth
完全導体球のRCS(レーダー断面積、後方散乱断面積)を解析解(Mieの公式)と比較します。
図1に計算モデルを示します。
吸収境界条件としてMur一次とPMLの両方を考えます。
球の直径D=500mmとセルサイズΔ=5mmは共通、
計算領域の大きさはMur一次では1000mm、PMLでは750mmとします。
PMLは精度がよいので計算領域を小さくしています。
PMLのパラメーターはL=5,M=3,R0=1e-5です。
図2にRCSの周波数特性を示します。
Mur一次は少し誤差がありますが、PMLは解析解とよく一致していることがわかります。
図1 完全導体球のRCS
図2 完全導体球のRCSの周波数特性(D=500mm, 0.1~1GHz)