C/C++コンパイラがインストールされているものとします。
コマンドラインでの作業について説明します。
以下、">"はコマンドプロンプトを表し、入力する必要はありません。
5.と6.を参考にプログラムを作成します。
以下は最も簡単な2次元プログラムです。
最初の#include行は関数のプロトタイプ宣言を含み必須です。
#include "ev.h" int main(void) { ev2d_init(1.5, 1.0); ev2d_newPage(); ev2d_drawLine(0.2, 0.2, 0.8, 0.8); ev2d_output(); return 0; }
以下は最も簡単な3次元プログラムです。
最初の#include行は関数のプロトタイプ宣言を含み必須です。
#include "ev.h" int main(void) { ev3d_init(); ev3d_newPage(); ev3d_drawLine(-1, -1, 0, 1, 1, 0); ev3d_output(); return 0; }
関数ev2d_initで描画領域の幅と高さを指定します。
左下が原点、右が+X方向、上が+Y方向です。
出力ファイルがevのときは座標系は任意です。
出力ファイルがHTMLのときは座標はピクセルです。
関数ev3d_initでは描画領域の大きさは不要です。
座標系は任意でピクセルとは関係ありません。
座標値から計算しウィンドウの中心に図形が表示されます。
2次元関数を使ったときのコンパイル・リンクは以下の通りです。
> cl.exe /O2 sample2d.c ev2d.c (Microsoft Visual C++の場合) > gcc -O sample2d.c ev2d.c -o sample2d (gccの場合)実行プログラムsample2d(.exe)ができます。
3次元関数を使ったときのコンパイル・リンクは以下の通りです。
> cl.exe /O2 sample3d.c ev3d.c (Microsoft Visual C++の場合) > gcc -O sample3d.c ev3d.c -o sample3d (gccの場合)実行プログラムsample3d(.exe)ができます。
2次元関数と3次元関数の両方を使ったときのコンパイル・リンクは以下の通りです。
> cl.exe /O2 myprog.c ev2d.c ev3d.c (Microsoft Visual C++の場合) > gcc -O myprog.c ev2d.c ev3d.c -o myprog (gccの場合)実行プログラムmyprog(.exe)ができます。
プログラム実行は以下の通りです。
> sample2d または > sample3d または > myprog既定状態(ev2d_file関数またはev3d_file関数でHTML形式を指定しなかったとき)では、 2次元関数を使用したときはファイルev.ev2が、 3次元関数を使用したときはファイルev.ev3が、 実行プログラムと同じフォルダに出力されます。