(1) C/C++コンパイラー
C/C++コンパイラーとして Microsoft Visual Studio (以下VC++)[22]がインストールされているものとします。
これと異なるときは適当に読み替えてください。
SIMDとOpenMPの開発環境は通常C/C++コンパイラーに含まれています。
コマンドラインで開発するには環境変数に以下のフォルダを追加してください。
(スタート→設定→システム→バージョン情報→システムの詳細設定→環境変数)
・VC_HOME : VC++のルートフォルダを指定する
・PATH : %VC_HOME%\bin\Hostx64\x64 を追加する(VC++のbinフォルダ)
・INCLUDE : %VC_HOME%\Include を追加する(VC++のincludeフォルダ)
・LIB : %VC_HOME%\Lib\x64 を追加する(VC++のlibフォルダ)
(2) MPI
[10]から"Microsoft-MPI"をダウンロードしてインストールしてください。
環境変数が以下のように設定されます。
・MSMPI_BIN : PATHに追加される
・MSMPI_INC : INCLUDEに追加される
・MSMPI_LIB64 : LIBに追加される
(3) CUDA
[11]から使用環境に合ったCUDAをダウンロードしてインストールしてください。
環境変数が以下のように設定されます。
・CUDA_PATH : CUDAのルートフォルダが指定される
・PATH : %CUDA_PATH%\bin が追加される(CUDAのbinフォルダ)
・INCLUDE : %CUDA_PATH%\Include が追加される(CUDAのincludeフォルダ)
・LIB : %CUDA_PATH%\Lib\x64 が追加される(CUDAのlibフォルダ)
(4) OpenCL
NVIDIAのグラフィックスボードで動かすための開発環境はCUDAの開発環境に含まれています。
コマンドラインで開発するには環境変数に以下のフォルダを追加してください。
・INCLUDE : CL/cl.h を含むフォルダ
・LIB : OpenCL.lib を含むフォルダ
(5) コマンドラインでの作業
コマンドライン(ターミナル)で開発を行うには以下の3通りがあります。
(1) C/C++
C/C++コンパイラーとして gcc がインストールされているものとします。
これと異なるときは適当に読み替えてください。
SIMDとOpenMPの開発環境は通常C/C++コンパイラーに含まれています。
(2) MPI
MPIの実装はいくつかありますが、
ここでは現在広く使用されている OpenMPI[9] を使用します。
下記のコマンドでインストールしてください。
$ sudo apt-get install libopenmpi-dev
(3) CUDA
[11]から使用環境に合ったCUDAをダウンロードしてインストールしてください。
(4) OpenCL
[16]-[18]から使用環境に合ったOpenCL SDKをダウンロードしてインストールしてください。