(1) 内部抵抗
反復計算の収束が遅いときは給電点に直列に内部抵抗を置くと収束が速くなることがあります。[2][3]
このとき式(2-4-1)の電圧Vを式(2-12-1)に変えます。
ここでrは内部抵抗、Iは式(2-8-4)で計算される電流です。
計算結果は内部抵抗の有無によって変わりません。
(2-12-1)
(2) 抵抗
導線の一部に式(2-12-2)で定義される物体を置くと抵抗Rを置いたことと同じになります。
式(2-12-2)はZ方向を向いた場合です。X方向またはY方向のときはX/Y/Zを巡回させてください。
(2-12-2)
(3) キャパシタ
導線の一部に式(2-12-3)で定義される物体を置くとキャパシタCを置いたことと同じになります。
式(2-12-3)はZ方向を向いた場合です。X方向またはY方向のときはX/Y/Zを巡回させてください。
(2-12-3)
(4) インダクタ
インダクタLのある電界点では次式で電界を更新します。[1]
ここで右辺の第1項と第3項の電界用に変数を用意し毎回更新します。
式(2-12-4)はZ方向を向いた場合です。X方向またはY方向のときはX/Y/Zを巡回させてください。
(2-12-4)