■入力データ: data/sample/filter.ofd
マイクロストリップ線路の途中の形状を変えてフィルターを作ることができます。
図6-10-1に計算モデルを示します。
入力側の線路の境界付近に仮想給電点(feed行)を置いて励振します。
観測点(point行)により、入力側(給電点側)の線路上にポート1、出力側の線路上にポート2を置きます。
図6-10-2がSパラメーターの周波数特性です。
特定の帯域でS11が0dBとなり遮断されることがわかります。
通過周波数の電界分布を図6-10-3に示します。
出力側にも電界が発生していることが確認できます。
遮断周波数の電界分布を図6-10-4に示します。
出力側には電界が発生しないことが確認できます。
図6-10-1 マイクロストリップ線路フィルター
図6-10-2 Sパラメーター(2-12GHz)
図6-10-3 電界分布(通過周波数, 4.7GHz)
図6-10-4 電界分布(遮断周波数、7.0GHz)