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6.17 スロットアンテナ

■入力データ: data/sample/slot_dipole.ofd

図6-17-1のように導体板にスロットを空け、中心で給電するとスロットアンテナになります。
スロットを入力するには、先に導体板を入力し、その後物性値が空気であるスロットを入力します。 スロットの縁をPECとするためにスロットの大きさは実際の寸法より少し(セルサイズより十分小さい値)小さくします。
アンテナの双対性から共振抵抗は Zin=(60π)^2/Zin'=35530/73=487Ω となります。ここでZin'=73Ωはダイポールアンテナの共振抵抗です。 図6-17-2はこれに近い結果になっています。


図6-17-1 物体形状


図6-17-2 入力インピーダンス(2-4GHz)