図1のようなフォトニック結晶導波路を計算します。([14]p.94)
紙面に垂直方向に一様な2次元モデルを考えます。
多数のフォトニック結晶(n=3.4)を周期的に並べ、
その一部を欠落させて導波路とします。
コーナーに切り欠きを入れます。
このとき特定の周波数帯域で導波路として機能します。
なお、ピッチ=0.58μm、直径=0.2088μm、背景は空気(n=1)です。
導波路の一部に給電点を置いて励振し、コーナーの手前に第1観測点、出口に第2観測点を置きます。
図2がSパラメーターの周波数特性です。160~210THzで反射(S11)が小さくなります。
図3が透過帯域(190THz)での電界分布です。導波路として機能していることがわかります。
図1 計算モデル(2Dモデル)
図2 Sパラメーター周波数特性(f=150THz~240THz、λ=2μm~1.25μm)
図3 電界分布(f=190THz, λ=1.58μm, Z面)
◆入力データ:
pcowg.ofd
◆データ作成ライブラリーソースコード:
pcowg.c