Pythonで記述したOpenFDTDです。
ここでは5章までのプログラムを「標準版」と呼びます。
Pythonについては[3]も参考にしてください。
以下の開発環境を使用します。
Anacondaをインストールすると9.以外がすべてインストールされます。
バージョンの不整合を防ぐために、
個別にインストールするよりAnacondaを通して一括してインストールすることをお勧めします。
9.をインストールするには、
スタートメニューから "Anaconda Prompt" を起動して以下を実行してください。
> conda install mpi4py
高速化のために以下の手法を用いています。
Numba
FDTD法の計算の主要部である反復計算をNumbaにより高速化しています。
Numbaを用いるとCと同様のプログラムで実装することができます。
Numba for CUDA GPUs
Numba for CUDA GPUs を使用し、GPUを用いて高速に計算することができます。
MPI for Python (mpi4py)
MPI for Python を用いてCPUとGPUの分散メモリー環境に対応しています。
図9-1-1 Python高速化プログラミングの流れ