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付録E 背景媒質と収束の関係

背景媒質の比誘電率εrと導電率σを変えたときの収束反復回数を図E-1に示します。
一般に比誘電率が高いとき収束が速くなります。
導電率についてはσ=0のとき比誘電率が7以上のとき収束判定条件(10-4)まで収束しません。 それ以外のケースでは収束状況はあまり導電率に依存しません。
なお、容器については厚さが1mm程度と合体したボクセルのサイズより十分小さいので正しくモデル化できないために電気定数は脂肪と同じとしています。

図E-1 背景媒質の電気定数と収束反復回数の関係
(H=8, (nx,ny,nz)=(4,4,3), α=0.01, c0=3)